Teamsで自分自身にチャットを送る

TeamsをPCとスマホなど複数デバイスで利用しているときに、PCからスマホへテキストや画像を転送したいということがあります。
そういうときに、Teamsは他人やチームに投稿したデータはデバイス間で同期されるのですが、わざわざデータ転送するために他人にメッセージを送るのはなんだか憚られます。
かといって、わざわざOneDriveを開いてデータ保存してから別のデバイスでOneDriveを開くというのも億劫な話です。
そこで今回はTeamsで自分自身にチャットを送信することでデータ同期する方法をご紹介します!
※6月18日現在、この方法はTeamsプレビュー版でしか提供されていません。Microsoft 365ロードマップによれば6月展開予定なのでもうすぐ使えるようになると思います。
※6月28日現在、徐々にリリースが進んできたのでタイトルからプレビュー版を外しました。
自分とのチャットルームを開く
Teams画面上部の検索バーに自分自身のIDを入力します。すると自分自身の名前が表示され、”(あなた)”となっているところをクリックします。

すると下記画像のように自分自身のスペースであることを示す表示とともに、チャットルームが開きます。
ここでのチャットメッセージは自分自身だけに送信されます。

送信されるデータはTeamsを通じてデバイス間で同期されるので、この機能を利用すれば自分だけのメモ書きやPCからスマホにURL送信、と言ったことができるようになります。
いろいろやってみた
メッセージの送信
普通にできます。ただし既読にはならないようです。

画像の送信
もちろんできます。

画像を送ると自分自身のOneDriveにあるMicrosoft Teams チャットファイルに格納されます。

この方法を使えば、スマホで撮影した画像を簡単にPCに共有することもできます。
添付ファイル送信
画像と同じように添付すると自分のOneDriveに格納されます。

なお、同時編集も可能でした。

通知
通知は出ないようです。新しいチャットを送っても、リアクションをしても通知やアクティビティは出ませんでした。メンションもできないようです。

設定項目にも自分自身のチャットで通知の設定はなさそうです。

別ウィンドウの表示
できました。常時開いておいて何かのメモに使うという方法もとれそうです。

メッセージの削除・編集
できました。

通話・画面共有・ユーザーの追加
できませんでした。ボタンそのものがありません。

通話や共有はさておき、ユーザーの追加もできないので一連の内容を他ユーザーと共有はできないようです。スマホでチャット転送しましょう。
絵文字、Giphy、ステッカー
送れます、が需要あるのか?

Loopコンポーネント
一通り送れます。

チェックリストにすればToDoっぽく使えますが、チャットがどんどん流れていくので個人的にはMicrosoft ToDoのほうがおススメです。

まとめ
まとめるとこんな感じでした。
機能名 | 普通のチャット | 自分だけのチャット |
メッセージ送信 | ○ | ○ |
画像の送信 | ○ | ○ |
添付ファイル送信 | ○ | ○ |
通知 | ○ | × |
別ウィンドウの表示 | ○ | ○ |
メッセージの編集・削除 | ○ | ○ |
通話・画面共有・ユーザーの追加 | ○ | × |
絵文字、Giphy、ステッカー | ○ | ○(ただし使い道は) |
Loopコンポーネント | ○ | ○ |